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「因習・蔵」 へのレビュー

多面的に解釈できる二重構成の、重厚な短編作品。

2016年06月28日   一陣の光 さん

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清楚なヒロインを丁寧に描く絵柄と、ダークなストーリー
との、二律背反を巧みに成立させる”奈塚Q弥”先生の短編。
小さな村に住んでいるヒロイン。人口が少ないので村人は
全員顔見知り。彼女の誕生日に有志で祝ってもらえること
になったのですが・・・なストーリー。
村のオトコたちが、さまざま理由から”この日”を待ちわび
ていたことが、その”表情”から伝わってきて、多面的に解
釈出来る二重構成になっています。重厚な作品。

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