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「Hole Sweet hole」 へのレビュー

登場人物のモノローグで読者へと語りかけてくる、重厚な一冊。

2016年09月27日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

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登場人物のモノローグで読者へと語り掛けてくる、独自の
スタイルが特有な読後感を残す、”浦井民”先生の短編三本
と、八話完結の長編一本が収められた作品集。
印象的な収録作品は、失恋した幼馴染の主人公君を”慰問”
にきたヒロイン・・・・な「LET' GET LOST」シリーズ。
処女のヒロインが、主人公君との初体験で、自身のカラダ
に起きる変化を冷静な視点でモノローグする、他の作家に
無い進行が、強く印象に残りました。
ダークな色彩の強いストーリーゆえ、濃い印象を放ちます
が、結末は”勧善懲悪”でまとめてあるので、おさまりの良
い仕上がりになっていると感じました。重厚な印象の一冊。

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