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对「ウラオモテ彼女」 的赏析

不器用な登場人物が、記憶に残る一冊。

2018年03月24日   一陣の光 先生/女士

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素直に、自分の感情・欲望を表現出来ない男・女
が、互いに理解を深め、激しくカラむ”東西”先生、
短篇十二本を収録した、ワニマガジンさんからは
二冊目の作品集。
印象に残った収録作品は、同じ飲食店で働いてい
る、メガネ・男子な”広川”と、制服のタイトスカ
ートが良く似合う”高山”。チャラそうな支店長と
二人で歩いている”高山”を見かけた”広川”は、自
分の想いを彼女に届けようとして・・・な、短篇
「逃げてよ高山さん」。半ば強引に手をつないで
も、ホテルに入っても拒否や抵抗をしない”高山”
の本心が、”広川”だけでなく、読者側をも喜ばせ
る、お話でした。
読んでいて感じたのは、テレや見栄もあり、本心
をさらすことの出来ない、不器用な主人公たちを、
繊細に表現している点。互いの本音・本心を知り
カラミが激しくなる男・女の姿を、微笑ましく描
いていました。
ぱきっとした絵柄も記憶に残る”東西”先生の一冊。

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