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「とくべつな毎日」 へのレビュー

オススメ! ”作品性”と”世界観”に、作家の力量・技量を実感する一冊。

2016年10月25日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 3人

肩の力が抜けた、シンプルな描線で描かれたコマと、恋人
同士な男・女の、何気ない会話から構成されたストーリー
とが、普遍的な世界観を構築している”柴崎ショージ”先生、
七本の短篇と、一部・短篇の後日談四本及び、この作品集
の為に描き下ろした、前日談一本が収められた作品集。
印象的な収録作品は、処女ゆえに上手くいかなかった初体
験。リベンジする”ボクっ娘”ヒロインと、彼女のせんせい
を描いた「近づきたくて」と、その前日談。(描き下ろし)
読んでいて感じたのは、至って(いたって)自然な、構成力。
読者に身構えさせる事無く、又、意識させる事無く、作品
の世界観に誘う(いざなう)、その巧みさは、他の作家には
無いアドバンテージと言い切れます。”柴崎ショージ”先生
の表現する、揺るぎない世界観へと、入り込んでいた事に
読了後、気づかされる・・・・そんな読後感を味わえます。
”作品性と世界観”に、作家の力量・技量が実感できる一冊。

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