レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「NO! NO! レイプ」 へのレビュー

辛口・ドライで、重厚な読み心地の一冊。

2016年12月16日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

他にない、独自のスタイルから確固たる”立ち位置”を確立
した”茶否”先生、二話構成の二本と短篇七本、おまけマン
ガを収録した、自身三冊目の作品集。
印象的な収録作品は、ヒロインの兄によるモノローグから
淡々と語られる「妹をレイプしたクソ野郎を許さない」。
まるで、見ていたかの様に語るモノローグが、重厚な読み
心地を醸し出す、ダークな色彩の短篇でした。
~こんなに君のことを愛しているんだよ~という、自らの
(みずからの)想いを、相手が受け入れる・受け入れないに
関係無く、ぶつけてゆく展開は問答無用、かつ鋭角な鋭さ
(するどさ)で読者を急襲します。唯一の救いは、作品内に
流れる空気感がドライなこと。甘い読み心地の作品全盛な
昨今、辛口・ドライで、重厚な読後感を読者に与える一冊。

* は必須項目です)

理由*