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Rezension von "おませで御免! 新装版" .

作者にとっても、読者にとっても”贅沢”な一冊。

14/01/2017   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 2人

Ausgewähltes Genre vom Rezensenten :

再発売に際し、作画を修正したり未収録作品を収めたりと、
並々ならぬ、意気込みが伝わってくる”御免なさい”先生の、
短篇六本と新規収録一本に、前・中・後編の一本、五話構
成のショート一本が収められた作品集。
印象的な収録作品は、困った様子のヒロインに声をかけた
主人公。その彼女にいきなり殴られて・・・な「ポチ。」。
陵辱ストーリーの枠組みから、男・女の立場を反転させて、
女性側がオトコを”選別(せんべつ)”してゆく過酷さが、記
憶に残る作品でした。
楽曲のリミックス・リマスタリングといわれる手法を、再
発売に際して取り組み、上梓(じょうし)する、作家として
”この上ない”環境から、制作された本作は、単に、オトコ
の欲望に汚されて(けがされて)ゆく女の子を描く、という
範疇(はんちゅう)を超えて、対等に渡りあい、関係を構築
ゆく姿を”御免なさい”先生独自の世界観から、濃密で濃厚
に描きあげていました。
作家にとっても、読者にとっても”贅沢”な創り込みの一冊。

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Grund*