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「真面目な私の言えない淫らな才能」 へのレビュー

オススメ! ストーリーのダークさを読者に感じさせない、不思議な一冊。

2016年12月17日   一陣の光 さん

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黒髪ロングの清楚なヒロインが、”快楽堕ち”する十八番
(おはこ)の展開へ、”学園生活+私生活+風俗プレイ設定”
が取り入れられた新境地、番外編を含む六話構成な中篇
「私のモラル」と、読み切りの短篇一本が、収録された
自身、四冊目の作品集。
印象的な収録作品は、学園内で様々なプレイを経験した
ヒロインが、遂に・・・な「私のモラル・第二話」。仮
面を付けて接客していたヒロインが、相手に気がついて、
彼と自宅で”事前練習”に励む(はげむ)短篇でした。
読んでいて印象的だったのは、”快楽堕ち”する流れでの、
重くなりがちな作品内の空気感を、風俗プレイにする事
で上手く昇華させている点。「私のモラル」では、話が
進むにつれて、家庭内相姦へと進んでゆくのですが、上
記の様な点から、重苦しくならない美点を生んでいまし
た。ストーリーのダークさを、読者に感じさせない一冊。

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