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「痴的セクスチュア」 へのレビュー
2017年01月27日 一陣の光 さん
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掲載誌が変わったのを機に、路線をシフトさせた作風が 印象的な”カタセミナミ”先生の、二話構成の一本と短篇 十本が収められた、自身、四冊目の作品集。 印象的な収録作品は、議題をまとめる為、クラス委員長 であるヒロインの自宅へ来た、副委員長の主人公君。無 口なヒロインの、大胆な”おもてなし”をうけて・・・な 「イインチョといっしょ」と、”虎の速見”と恐れられて いる強面(こわもて)な、ヒロインの”悩み”とは・・・な 「虎(とら)ブる!悩み相談」の二作品。 読んでいて感じたのは、主人公しか見えていないヒロイ ンの一途さ(いちずさ)と、彼を、独り占めしたい気持ち の強さ。それが甘いムードにはならない、読み心地の軽 快さを生んでいる、と感じました。ドタバタした展開の 中に”純愛”がキッチリ盛り込まれた、読後感のよい一冊。
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