리뷰를 보고한다

童貞、頂いちゃうのが、堪らなくスキだったり、
男子に『お願いゴト』するのがスキだったりと、
快楽第一主義な、肉食系ヒロイン達が乱舞する、
”笹森トモエ”先生、前・後編構成の一本と、描
き下ろし一本を含む、短篇七本が収録された自
身初の作品集。
印象に残った収録作品は、友人”弓坂”さんの弟、
”シュウ”君が可愛くて、内気な態度にムラムラ。
魔が差した”瀬田”さんは・・・な、本巻・描き
下ろしの短篇「瀬田さんの場合」。”シュウ”君
を、自分好みに染めてゆく”瀬田”さんを丁寧に
描いた、お話でした。
読んでいて感じたのは、清楚な外見とは裏腹な
肉食系ヒロインを、詳細・丁寧に描きあげてい
る点。ねちっこいカラミが、絵柄とのギャップ
をもたらし、”笹森トモエ”先生ならでは、な世
界観を醸し出していました。一見、清楚に見え
るけど、本当は、肉食系なヒロインたちの一冊。