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「どの穴でも気持ちいい」 へのレビュー

執念を感じさせる、断面図の描き込み。

2018年08月18日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 0人

断面図・生殖器描写に執念を強く感じさせる
描き込みが施されている”ジョン・K・ペー太”
先生、短篇九本が収録された単行本。
印象に残った収録作品は、幼馴染で同級生な
がら、浪人一年目・無職な”正田マサオ”と現
役合格”伊坂ヒトミ”。たのまれて、”マサオ”
の勉強を見に来た”ヒトミ”に・・・な、短篇
「イサカ・ライアット」。処女なのは自分だ
け。何となく引け目を感じていた”ヒトミ”の
処女喪失を手伝う”マサオ”が役得な、お話で
した。
読んでいて感じたのは、断面図・生殖器描写
の執念感じる描き込みと、あっけらかん、と
したストーリー展開との、二律背反な構成を
まとめ上げる、作家力の巧みさ。マニアック
な描き込みなのに、あまり、くどさを感じさ
せないのは、ライトなストーリー展開ゆえだ
と思いました。唯一無二の個性が輝く、一冊。

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