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「コイワズライ」 へのレビュー

個性的な筆致で描かれる”稲戸せれれ”先生の世界観。

2018年09月04日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 7人

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登場人物等の状況設定と、個性的な筆致で
世界観を成立させている”稲戸せれれ”先生
前・後編構成の表題作一本と、短篇八本の
計十本が収められた、単行本。
印象に残った収録作品は、付き合っている
彼女”美夜”の事を大切に思っている”智樹”。
”智樹”の想いを知っていても”美夜”にとっ
ては・・・な、表題作「コイワズライ」の
前編。年下の娘の”智樹”に対する積極的な
姿勢を盗み見た”美夜”が豹変する、お話で
した。
読んでいて感じたのは、他の作家とは異な
る個性的な筆致で描かれる絵柄と、やはり、
個性的な状況設定の妙味。”稲戸せれれ”先
生独自の世界観にドップリ浸れる、作品集。

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