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自身初の単行本「コイナカ」に収められた8編
に加え、同単行本未収録7編を収録した300ペ
ージを超えるボリュームの、”らんち”先生名義
としては通算二冊目の単行本。
印象に残った収録作品は、忙しすぎて結婚も程
遠い、三十路手前な女教師のヒロイン。そんな
彼女を慕っている”八木”くんが・・・な、短篇
「OnSenサティスファクション」。押しが強く
て積極的な”八木”くんに『初めて』を奪われる
女教師のヒロインが可愛い、お話でした。
読んでいて感じたのは、商業誌上で発表された
”らんち”先生名義の作品を網羅している一冊で
あることの貴重さ。300ページを超えるボリュ
ームで、その世界観に、浸ることが出来ました。
これから”らんち”先生の作品を読まれる、とい
う、あなた様に、お勧めできる、濃厚な単行本。