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「いとなむ夫婦。」 へのレビュー

濃厚さと爽やかさの二律背反、こんな展開もアリ。

2018年09月20日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

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学生時代から知り合いな二組の夫婦が、互いに
行為を見せあいながら昂ってゆく様子を描いた
”石紙一”先生、表題作・フルカラーで描かれた
プロローグ、第1話~最終話・全十一話を収録
した、単行本。
印象に残った収録作品は、本作品のエッセンス
が凝縮された、最終話「子作りしましょ」。
読んでいて印象的だったのは、二組の夫婦が互
いのセックスを見せあいながらも、夫婦交換と
いう『頂』には至らない点。他の作家ならスワ
ッピングへと移行してゆくのを、あえて、踏み
込まない展開にすることで、濃厚さと爽やかさ
という、二律背反な読み心地を成立させている、
と、感じました。
こんな展開もアリ、と、読んでいて思えた一冊。

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