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「堕妻日記」 へのレビュー

『S』性と『M』性、NTRを巧みの忍ばせた一冊。

2018年12月01日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

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屈折した欲望を隠し持った登場人物を、
能動的に描く”シュガーミルク”先生の
短篇六本が収められた作品集。
印象に残った収録作品は、学校に於い
て”葛西先生”と呼ばれている、男性主
人公。婿養子となり”木ノ下トオル”と
なった彼。妻を娶った実感が持てない
”トオル”は、新妻”木ノ下陽菜”へ、と
ある提案を・・・な、短篇「妻の教育」。
どこまでも従順な”陽菜”が記憶に残る、
作品でした。
読んでいて感じたのは、『S』と『M』、
NTRを巧みに忍ばせながら展開してゆ
く、ストーリーの妙味。ダークな色彩
のコントラストが強めの、濃密な一冊。

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