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「外道魔法少女りんね~悪淫悪化~」 へのレビュー

オススメ! 外道に恥じない悪が花開く。

2017年05月30日   色月 さん

このレビューは参考になった x 4人

一貫したテーマ性でまとめ上げた悪堕ちVS清純魔法少女を描いたADVである。値段に比較して、シーンの質・量はともに満足度が高く、おすすめである。

エロはサークル様特有のハード凌辱であり、メインのターゲットとなる魔法少女は乱暴に扱われる。対人がやや多く、触手と悪堕ち少女によるレイプもありと、このジャンルに期待しているものはある。

「外道」は誇張でなく、ヒロインの心を折るためだけに大勢の人が殺されたりと、後戻りのできない非道がなされる。
故に、犯されるヒロインも道具扱いであり、精液塗れで壊れた姿を晒す。こういった嬲りつくす姿勢はハード愛好家にとって非常に嬉しい。

興味深いのは描写の仕方だ。くぐもった悲鳴や絶頂顔も見せるが、即堕ちや下品という印象はない。どちらかといえば弱さゆえの「あさましさ」が前面に出されている。
弱いから力に酔いしれ、弱いから異常快感に屈する。

正統派魔法少女は何をされても耐える強さが顕著だが、本作では真逆だ。こういった変化球は独自性として光っており、「外道魔法少女に犯される」というメイン以外の魅力にもなっている。

上記のような惨さは、その濃さから一見すると突飛に思えて入れ込めない不安もあるだろう。しかし、実際はそんなことはない。導入部のキャラ説明が上手いからだ。
しっかり書き込まれており、悪と正義側の事情ないし人となりがスムーズにインプットされる。
暴走する外道も、それを止めようとする健気さもすんなりと受け止められ、話にのめり込んでゆく。

本作のテーマは副題にある通り、悪因悪果である。
りんねを蔑ろにしていた世間は、最凶の存在を生み出してしまい、その報復を受ける、というのが発端である。
当然、りんねにもこのテーマにより、してきたことの「結果」が待ち受けている。それがいかなるものか、プレイしてのお楽しみである。

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