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怪物屋敷の脱出を図るホラーACTである。Wヒロインなので、お互い意図せずに助け合いながら探索を進めていくこととなる。2とあるが、無印の知識がなくとも大丈夫な作りのため、本作からのプレイでも問題ない。

エロの基本路線は怪物に捕まっての凌辱で、小さな身体の少女が激しく揺れ動くほどガシガシ犯される。おっぱいが魅力的になるようにアングルや体位は考えられいるのが特に印象的であった。
ヒロインも強気な黒髪娘、弱気な白髪少女と性格が真逆であり、ヤられている際には同じモンスター相手でも微妙に反応が違っている。前者はどの敵にも反抗的であるが、後者は従順的だ。Wヒロインらしく各々別の切り口で敗北されてくれるのである。どちらも最後は健気な抵抗虚しく、快楽に屈服する。捕まる前とのギャップによるエロさも効果的だ。

ストーリーに関しては、ほとんど語られないにも拘わらず、プレイ後は切ない余韻に浸ることができる。実際本編中ではヒロインたちの簡単な背景、住人の日記類ぐらいの文章しかない。
これだけでは物足りなく思われるかもしれないが、エンディングのセンスの良さが発揮されており、あるルートで語られるヒロインの想いが短いながらも深い味わいをもたらす。その想いがもう一人のヒロインに影響を与え、別ルートとは違う結末に至っている。
知らずに助け合うゲーム部分ともマッチしている点も評価でき、また絶望がなお続く状況下でも儚いながらも人の強さが垣間見える、上手い構成である。この世界で生き続ける少女の「これから」もつい想像させられてしまう本作のエピローグは、最高にクールだ。

ゲームは1周あたりもさほど時間がかからず、二人とも攻撃範囲が広く、回避も便利であるから難易度も易しい。各ヒロインのシーンはそれぞれのルート攻略で全解放という仕様なので苦労せずコンプリートできる。