舉報鑒賞

段階開発エロを作りこんだ傑作である。ゲーム的には町中の探索でイベントを探すシンプルなもので、発見が容易なのはありがたい。
ヒロインのナツは理想的な「エロい娘」であり、エッチな性格だけど身持ちは堅い、堕とし甲斐のあるキャラクターである。エロも現代が舞台かつ、仕方なくエッチをしなくてはならないというシチュを網羅的に取り揃えている。「胸揉ませろ」や「パンツみたい」などのようなソフトなエロも多くあり、望まぬ行為をしている割には雰囲気は暗くないため、エロに集中できる。
その一方で、エロステータスが開発されてゆくと過激なプレイ、倒錯的な内容もできるので、ハードな内容も期待している方も安心して楽しめる。

段階エロということで、各イベントでのナツの変化はメリハリが効いていて、その醍醐味がある。こんなのおかしいと思っていたり、悔しがったりの反応が、最終段階では快楽に正直になり、おねだりもするなど淫乱に染まってゆく様をしっかりと描写している。1シーンごとのテキスト量もちょうどよく、テンポを損なわずにプレイできる。

ゲームも「悪評」や「発見値」など、行動にリスクを伴わせることで探索に面白味をつけている。それほどこちらをいじわるする要素でもないので、程よい刺激だ。チュートリアルの親切さもあり、エロだけではない作品となっている。
スキルゲットや、モブキャラによるヒロインへの評価の変化などのシステム面がエロと直結しており、これにより性開発されてゆく、変わりゆく娘という印象を強めてもいるので、ゲーム部分が段階エロの魅力を高めているのも素晴らしい。

総じて、出会えてよかったと思える作品である。