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「鬼と刀のメリトクラシー」 的鑒賞
2018年01月15日 色月 先生/女士
このレビューは参考になった x 25人
評論選擇的類別:
エロは紹介文通り、濃厚なものが揃っている。破瓜の恥辱であったり、負けた悔しさであったりと、犯された屈辱を強調している。 しかし、成果が実らずズブズブと悪い方向に沈んでゆくと、救いようもない悲劇へと進んでゆく。その場合、ヒロインも快楽に屈服し、生きる理由となっている復讐心も薄らぐほど落ちぶれる。アヘ顔や失禁、果ては魔族の出産までとアブノーマルなエロにピッタリのおぜん立てができており、強く気高い少女の底なしの転落を楽しめる。 またサブヒロイン全員にシーンがあり、いずれもグチョグチョに凌辱されるため、そつのない作りが嬉しい。 ゲームはクリアがしやすいよう設計されており、サクサクと進行してゆく。重要な分岐点では任意にルートを選べる選択肢もあり、引き継ぎもありと再プレイしやすい。複数ルートある本作にとってこれは大変ありがたい。 ストーリーは相当凝っており、どのルートも発見の楽しみがある。ミッションの成功・失敗でも微妙に結末が違っており、繰り返しプレイでも飽きないように作られている。本編中の合間にさしはさまる藍華の学園生活や、それ以外の人々の活躍・暗躍も話への興味を引き、同時にそのキャラの理解の助けとなり、自然とのめり込んでゆく。 王道な燃え展開も用意されているが、個人的には「強大な力との関係」という裏テーマがあるのではと勘ぐっている。作中で「力に呑まれるな」という描写が多く散見されることなどが根拠だ。力を適切に使うか、あるいは力に溺れるか。強大な力を持つもののあり方が藍華を中心に3ルートとも描かれている。敵側もまた力持つもののあり方を示しており、各ルートENDの藍華と比較すると、その対照性ないし相似性が面白く感じられるだろう。
(* 為必填項目)