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おっぱいばかりに目を行きがちではあるが、女戦士らしいヒロインの筋肉美も素晴らしく、フェティッシの高いエロシーンが目白押しとなっている。

「敗北」を主眼としており、高潔な戦うヒロイン様が気丈に振舞うも、なすすべなくヤられちゃう様が描かれている。複数ヒロインではあるが、各ヒロインの差別化はしっかりと意識して作られている。たとえばゲームパートで敗北した際にみな負け台詞をいうが、これがそれぞれはっきりと違っていて面白い。通常の格好よさからは結びつかない「いやあああああ?!」と可愛らしい悲鳴を上げる者もいれば、「うわぁ･･･」と静かに呟くものもいる。こういったシーン以外の細かな演出がキャラ理解を補完し、実際のシーンでその媚態に夢中にさせるのである。

ゲームは初見で突破するのは難易度が高い作りとなっている。繰り返しの挑戦を重ね、敵の行動パターンとこちらの選択キャラのスキルを見定めてクリアする、という攻略が主となるだろう。敗北時はシーンを見るかは選択制であり、すぐに再戦したい場合はまるごとスキップできるため、遊びやすさはきちんと設計されている。

また、世界観は凝りに凝っており、ヒロインからその仇敵たち、それを取り巻く人類の様々な反応など、限られたテキスト量の中で要所を抑えて展開されている。説明が要領を得ているため、専門用語があるものの、特に戸惑うことなく世界観に没入できるようになっているのである。
是非ともこの独自の作品世界を楽しんでいただきたい。