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エロはゲス男の言いなりになる+特定ボスに敗北エッチの2種類に分かれている。いずれもヒロイン・ルーシャを屈服させる凌辱となっており、彼女の哀れさが前面に出ている。

前者はルーシャがゲス男に助けてもらうという弱い立場上、調教的・奴隷的に扱われる。圧倒的優位に立つ竿役はネチネチと責めてくるため、ロストバージンまでにセクハラエッチ・ソフトエッチで迫ってゆき、陰湿だ。当然、最後までこのゲスに頼ることもでき、相応のエンディングが待っている。

後者は様々な相手が用意されており、ならず者、ゴブリン、触手と安心と信頼のメンバーが採用されている。こちらは各々のモンスターらしいやり方で犯してくるので、奴隷的以外にも性道具扱いといった傾向のシーンもある。

ゲームは初回でクリアはなかなかに厳しく、うまくアイテムとレベル上げのバランスをとらないと負けてしまうであろう。そのため、本作ではゲームオーバーでもレベルと所持品を引き継いでの周回プレイが可能であり、初回突破にこだわらなければクリア自体は簡単である。
とはいえ、ダンジョン中に役立つアイテムがあり、雑魚敵シンボルも背後をとりやすく、プレイヤー有利に戦闘開始しやすい。シビアな難易度を楽しみたい方は初回突破をやりこみ要素として目指してみてはどうだろうか。

ストーリーは試験制覇を仲間とともに目指すシンプルさながらも、テキストの妙によってキャラの個性と成長が読み取れる。
正編ではルーシャの主人公性が素晴らしい。彼女と関わることで彼女自身と仲間も前に進んでゆく希望あるストーリーとなっていて面白い。
逆にバッドルートではルーシャの惰弱さが露出し、それを見た仲間たちの反応もリアリスティックであり、そこでもそのキャラならではの言動が形作られている。
短編ながら丁寧な凌辱作品、もしよければプレイしていただきたい。