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同サークルの前作をやり込んだ身としては、安心してカートに入れることができる作品でした。
操作をする上でイライラ感が押し付けられることはなく、一体一体が手書きされた敵キャラクターも遊び心があってこちらの目を楽しませてくれます。
着せ替えをただの差分とせず、それぞれに専用ポーズを用意してくれるなど、オーソドックスなツクール作品の更に細かいところへ気を配られた作品の一つです。

同サークルらしさの出た個性の磨かれたキャラクターたちは、エロいことをされつつ次々と仲間に加わり、主人公のプリステラが姉への復讐を達成する為の旅の力になってくれます。
地図を手に入れたら船に乗って次の島へ……を繰り返しながらストーリーを進めていき、広いマップを探索することはありません。
道中はエロシーンの他に、マップに散りばめられた多様な「秘宝」と、NPCからの依頼達成などで繋がれる「絆」がコンプ要素として登場し、ステータスやスキルに影響を与えます。
自分は三周しても未だに「秘宝」がコンプできていませんが、戦闘も含めて難易度は全体的に低めでレベリングの為に時間を割くことはほぼありませんでした。

エロ要素は広くライトに楽しめるようになっており、一つのジャンルに特化したものはありません。
色とりどりな個性を持ったキャラクターと、ライトなエロが持ち味の作品です。
妖精キャラ好きな自分としては妖精キャラが出てきて歓喜でしたが、特に見せ場はなく、戦闘でもあまり役には立たず、唯一用意されたエロシーンは少年たちに綿棒で……と、あまりの不遇さに涙が溢れております。