舉報鑒賞

ギャルゲーの「友達」キャラを主人公に据えるという、その手の作品をプレイした人にはニヤリとする設定になっています。
この設定を活かしつつシナリオ全体の構成もよく練られており、ヒロインも可愛く、会話はパロディ主体でテンポが良い、と全体的に高いレベルでまとまっています。
攻略も特に難しいところはなく、ゲーム性よりもキャラクターとシナリオに重点をおいた構成になっており、ストーリーに没入しやすいかと思います。
総じて非常にオススメの作品です。特に葉鍵好きにはハマるものがあるでしょう。

ただし、現状の3ルートでは相互に補完しあう部分があるものの、明かされないままの謎も多く残されます。
おそらくこれらの謎は予定されている追加パッチルートの伏線だと思うのですが、それらが明かされないままになってしまうため全ルート攻略後もモヤモヤした読後感となってしまいます。
そういったわけで、現時点でも非常に高い評価ですが、本当に評価を下せるのは追加パッチが来てからになるでしょう。