いつも通りの極悪非道なエロさとテンポの良いゲームバランスは健在です。レベルUPした状態でのニューゲームも攻略フローチャートも付いていて遊びやすさもいつも通り。
でも、何かが違います。
これまでこのサークルの作品タイトルは主人公が何者かを示す物ばかりでした。(ex「没落令嬢」「悲劇の巨乳エルフ」等々)しかしこのタイトルは、主人公も含まれているのですが、もう少し大きな「作品世界の理」を顕わしている様に思えます。タイトルに示された「理」を軸にサブキャラクター達を単なるエロシーンの道具にとどまらず魅力的なキャラクターとして成立させています。
ビッチRPGから陰惨な悲劇を経て、純愛ルートと堕落ルートの両立と進化してきたこのサークルのRPGが更に一歩前へと踏み出したのでは無いでしょうか?
抜きゲーとしての魅力を失わず、テーマを振りかざす事無く前進した傑作です。
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