舉報鑒賞

内容紹介&スクリーンショットを見ると、「最近流行りの健気っ娘ゲーかあ」と思ってしまうかもしれません。
しかしこのゲームのシステム面での作り込みが他のゲームと一線を画した面白さを生み出しています。

このゲームには「あったらいいな」と思う要素がこれでもかと詰め込まれています。
定番の着替え要素・時間によるフィールド変化、さらには部屋のカスタマイズに物陰のコイン&アイテム回収要素というRPGファンのツボを突くシステムがきっちり抑えられた上、
エロに関してもリアルタイムな戦闘エロや要所で添えられる断面アニメ、さらに危険日→受精→着床という一連の妊娠周期とその各タイミングにおける避妊まで実装されており、女主人公エロファンにはたまらない仕上がりになっていると思います。

唯一欠点となりうるのは、プレイヤーも頑張らないといけないゲームだということです。
ボタン一つでエロシーンが始まる通常のゲームとは違い、全力でターゲットをオトして売春に励む、または不意に現れた暴漢(orナンパ)にタコ殴りにされた挙句各パラメータ・資金を奪われて犯されるものがメインになるため、手間がかかり且つ気持ちがヘコんできます。現実の女性の憂鬱に思いを馳せてしまいそうになります。
またゲーム展開もオープンワールドのような浮遊感のなかでしっかりシナリオがあり、無我夢中の1周目ではおそらくまともなEDは見られないと思います。
もちろんこれらを楽しめるプレイヤーには大変オススメできますが、お手軽を求めるタイプには違うかもと感じるかもしれません。

これほど作り込んで3桁価格というのは初作品ということを踏まえてもお買い得ですし、なんとか売り上げを伸ばしたいという制作の意気込みを感じます。これからも楽しみにしたいサークルです。