舉報鑒賞

販売日当日にひょんなことからこの作品に出会い、惹かれるものを感じたので、即断購入しました。
その直感は大正解で、今やヒロインのシルヴィが可愛らしく思えて仕方がありません。

選択肢やイベントが多かったり、様々なキャラとの係わり合いがあったりというわけではありませんが、
その分、シルヴィとのふれあいや関係性の変化に集中したつくりになっています。
虐げられていた奴隷であったため、はじめはなかなか取り付く島もない感じで、プレイヤー的にもやれることが非常に少なく、いったいどこに楽しみを見出せばいいんだ?と疑問に思われる方もいるかもしれません。
でも何とか歩み寄ろうと少ない手段を粘り強く繰り返すことで、シルヴィはちょっとづつ信頼を寄せるようになってくれます。
それは言葉だったり表情だったりと小さい変化ながらも様々で、このわずかな変化の積み重ねがプレイヤーの心に確かな達成感と喜びを与えてくれるのです。
まるで子供を育み、その成長と共に歩むかのような感覚さえあります。

その後もプレイヤーの愛情次第でシルヴィはあなたのそれに応えようとどんどん可愛らしくなっていきます。溺れるほど大胆になってしまって、その様についついにやけてしまうことも…。

基本は静かで穏やかな、悪く言えばあまり変化の無い日々がずっと続きますが、逆にそれがシルヴィとプレイヤーの日常を想像する楽しみをもたらしてくれます。
気持ちをこめてふれあった子のことを考えるのは楽しいというより他になく、プレイを終了した後もシルヴィとの幸せな日々は続くと思います。

皆さんもぜひ、シルヴィに幸せを分けてあげて、またシルヴィから幸せをもらってみてください。