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「【耳かき・耳舐め】うたかたの宿 初冬の囲炉裏【バイノーラル・癒やし】」 へのレビュー

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2017年12月14日   ウィフォン さん

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ウタカタさんの新作で、季節は冬へ移り、キャラも新たなヒロインとなりました。

今作のヒロインの竜胆さんは、これまでとはまた随分と違った性格のキャラクターです。
「おもてなし」と本人が何度も口にするように、宿泊客である聞き手を一生懸命に世話してくれる、とても親切なキャラなのですが、普段あまり表に出て接客しないという設定もあって、少しこなれていない部分も見え隠れするのが、面白かったです。
積極的に話はするのですが、逆にそこにあどけなさも残っており、何とも捉えどころのない独特のキャラクター像であると言えます。
上記のように、演じるのがなかなか難しそうなキャラクターですが、商業作品に多数出演されている奏雨さんだけあって、魅力溢れる女性になっていると思います。


このシリーズは季節感のある環境音が売りの一つですが、今作は冬の作品なので、これまでにあったような、虫や鳥の鳴き声や花火の音などはありません。夕の部は基本的に小川のせせらぎのみとなりますが、これまでの作品では多様な音が鳴っていた分、逆に「間」があることが、冬の侘しさや物寂しさをきちんと表現できていました。
また、「自然に見どころがない分、より人を感じることのできる季節」とヒロインが考えているように、囁き声などもより際立っているように感じられます。
夜の部は全編に渡って囲炉裏の火の音が鳴ります。同人音声において、パチパチと鳴る火の音というのは、今まで何度か聞きましたが、その中でもリアルだったと思いますし、「燃え盛る」といった感じではなく、火が「燻ぶる」ようなゆったりとした、作品のコンセプトにマッチした音作りがなされています。


このように、「癒し」というテーマを軸に据えて、普段商業作品で活躍されている実力の確かな声優さんの演技に加え、質の高い環境音や音質が加わり、聴きごたえのある作品になってい

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