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枕営業ネタ自体は前にもあって結構良かった。
旧作は淡泊に感じたが、今作は同じネタでもまるで別物。
とんでもなくエロいのだ。
ヒロインが堕とされていく描写が丁寧なのはもちろんだが、
この作品が秀逸なのはもう少し別のところにある。

旦那の姿が滑稽で失笑を禁じ得ないのだが、
その横のページでは妻ががっちり膣内射精されている。
旦那がセックステクでも仕事のことでも情けない中、
なし崩し的に次の段階に進められていく妻の姿がいい。

息子は、というとクソガキの本性を見抜けず、
「友達」をやっており、事実上彼が手引きしたようなもの。
彼がゲームにうつつを抜かしている間に、
父親はリストラ、母親は「友達」に股を開いているのだ。

寝取りにある暗い欲望が旦那や息子に投影されている、
という点で本作は秀逸なのだ。
ヒロインの旦那も息子もヒロインを守らない間抜けだ、
旦那も息子もクソガキと比べオスとして大きく劣っている、
といわんばかりに彼らのページが挿入されるのだ。

単純なエロシーンの多さだけではなく、
こういう心配りをしてくれるのがうれしい。