舉報鑒賞

このゲームは、主人公を男か女か選ぶ事が出来ます。
最初は全く異なる場面から始まり、システムも男では「逃げる」、女では「諦める」となります。
一見繋がりが無いように見える二つのシナリオですが、終盤になると世界観がわかってくるかと思います。

そして、最大のみどころはやはりジレンマ。
男女共に、快楽を受け入れるとゲームオーバーとなるのですが、男では「逃げれば勝ち」。女では「諦めなければ勝ち」と勝利条件が変化する為、新鮮な気持ちで両者プレイする事が出来ました。
特に、男サイドでは、プレイヤー自身も「逃げなければいけないけど、ギリギリまでテキストを読んでいたい」ジレンマを味わう事が出来、マゾ傾向のある方には非常にオススメです。

操作は基本、キーボードの十字キーのみとなっていますが、特に不自由は感じませんでした。Ctrl押しっぱなしでスキップする事も出来ますので、逃げたタイミングで微妙に変化する敵の台詞も是非、見てほしいと思います。

斬新なシステム、充実したテキストにより、値段以上に遊ばせて頂きました。今後の作品にも期待しています。