舉報鑒賞

前作が良かったので今作も予告の時から楽しみにしていました。
体験版は冒頭を聞くだけにしておいたのですが、全体的に体験版の感じの抑えた話し方での責めが多く、秘め事感がありとても良かったです。

各タイトルのお菓子を食べさせ(られ)てくれながら…という最終章以外、毎章濡れ場があるのは前作同様で十分な内容です。
今作は和菓子ということで実際に食べながらはちょっと難しいかと思いますが、聞いていると食べたくなりました。

他人(架空だとしても)が痛いのや可哀想なのは苦手なので、作品内容の「おかしやさんに対しての暴力的なシーン」というのが不安でしたが「自分自身に罰を与える」の通りそれほど酷いものではなかったので、多少の怪我をした話なら聞ける自分は大丈夫でした。
それでも効果音と痛そうな声にビクビクしてしまいましたが…そこもある意味興奮に繋がって楽しめた気がします。
主人公(聞き手側)からしたら酷いことをされた後なのはわかっているのですが、手当てをしてあげたい気持ちになりました。

気になった点は「1 いちご大福」での濡れ音が大きかったことです。
イヤホンで聞いたのですが、声よりもだいぶ近く耳元で聞こえる感じで、場所の演出で声には反響効果が入っているので余計に遠く聞こえ、部分によっては台詞が聞き取りにくい程でした。
台詞が聞こえる音量にすると耳が痛かったので全編そうだったらと心配したのですが、他の章は適度な大きさだったので大丈夫でした。
自分の耳は過敏気味だし、主人公の心情の演出かなとも思うのですが…。

それ以外は全編通してシナリオもCVも演出、効果音もクオリティが高く、イラストの可愛らしい絵柄ながらも淫靡な雰囲気からイメージする通りの素敵な作品だと思います。

前作が楽しめた方なら今作もおすすめですし、今作が楽しめた方なら前作もおすすめです。