舉報鑒賞

前作「堕落乙女異聞―堕ちたる勇者と真実の魔剣―」のキャラが登場するので、前作未プレイの方はそちらを先にプレイされるとより楽しめるかと思います。
また、レスカティエを舞台にしているためクロビネガ様の「魔物娘図鑑ワールドガイドI 堕落の乙女達」の設定やキャラも幾つか使われており、そちらも読んでいると更に楽しめる内容になっております。


エロシーンについては前作でもあった

・魔物化するまで
・魔物化した直後

に加えて今作では

・魔物化して暫くしたその後

も描かれているので、より堕ちていく二人のシーンも見られ、前作では少々あっさりめだったエロもボリュームが増えてより実用性が増していました。
もちろん前作から変わらず、丁寧で良く動くドット絵やヒロインの心情が魔物化する前と後で移り変わっていく所なども上手に描かれて背徳的なエロと純愛のエロが楽しめます。

当然ながら「魔物娘図鑑」の世界なため、胸糞悪くなるような展開や結末は一切無く、ダークな内容はちょっと……という方や純愛が大好き!という方にもご安心いただけるものになっています。


今作でも様々な魔物へと変わっていきますが、本来不可逆なはずの魔物から人間へ戻る描写も、ちゃんとゲーム的な仕様ではなく納得する形でストーリー内で解説されるので、設定が気になる方にも安心な配慮があります。


エロシーンのみならずストーリーも上手く書かれていて、終盤からの流れと纏め方には思わず舌を巻きました。


リーアが魔物化を経験していくことで次第に気持ちの変化が訪れていく中、この潜入の最後に待っているものは…………