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磔にされて囚われている状況というのは悲壮感が漂うものだが、この作品ではそういった重苦しさを感じることは少ないと思われる。
クスっと笑うような、ニヤついてしまうような、そんなユルいやり取りをまじえつつ羞恥と快楽を煽られ、話は進んでいく。
サンプルを見て、良さそうだなと思った人ならば、まず間違いなく楽しめるだろう。

自分が男の娘作品に対して思うのは、基本的に可愛らしく主人公が描かれてさえいれば、絵面的にはふたなりモノと大差ないということである。
心理描写や責めの方向性に差異が出てくるだけなため、絵面に拒否感を感じなければ(ふたなりとかイケるのであれば)、
多くの場合、問題なく使用可能で、新たな扉を開けるものと思われる。

この作品は表情だけじゃなく衣装のデザインも可愛くて良いと思うし、
男の娘モノにちょっとチャレンジしてみるには絶好の作品ではなかろうかと、そんな風に思う。

また作者さんは、この作品が商業デビュー作とのことなので、今後の作品にも期待したい。