Report review

同人音声作品界において、今年一番の新星だと期待している声優の篠守ゆきこさん。
この方の声は他作品でも耳にしていまして、声質もそうなのですが
とにかく『可愛い女の子』を演じるのが上手い方だと感じていました。
そんな篠守さんが、Sister notes様の送る極上の妹モノ作品に出演されると知り、
予告を見た時からずっと期待に胸を躍らせていた次第です。
そして発売開始日に購入――。心して作品を拝聴、鑑賞させて頂きました。

相変わらず今回も素晴らしいです。
今までの作品はどちらかと言えば終始主人公の視点で描かれていましたが、
今回は妹視点の部分も多く、様々な心境の変化がより鮮明に伝わる仕様となっていますね。
本当は兄の事が大好きなのに『兄妹』故に身を引こうとしていたり、
兄が別の女性に告白されているのを見て不安になったり、兄には好きな人が居ると知って愕然としたり――。
初めはこうした躊躇いや不安を大いに抱え込む形となっておりますが、
後半に差し掛かった辺りでそれらが解消されて、そこから一気に甘々のいちゃラブに変わるのが本当に素晴らしいです。
加えて言うなら、妹の不安が解消されて涙声で「大好き!」を連発するシーンは最高でした。

作中のエッチシーンも実用性があり、淫語控え目ながらもかなり来ますね。
他にも、健気に尽そうとするけれども、実践経験値が少ない(無い)為に
うっかりお掃除フェラでやらかしてしまう所なども可愛いです。
こうしたとにかく可愛くてピュアな妹を生み出せるのも、
Sister notes様の描く脚本と、外れる事のない名優さんの抜擢が在ってこそだと思います。
今作もやはり大満足の仕上がりでした。

最後に、今作では今までになかった細やかな要素の一つとして、
ジャケ絵以外にもイラストがもう一枚同梱されていますね。
これははっきり言って必見です。良い雰囲気付けになりました。