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「好きな人ができた!」 へのレビュー

庇護欲を刺激する魅力的なヒロイン達

2018年01月17日   ccc- さん

このレビューは参考になった x 1人

前作の単行本では話作りに手探り感がありましたが、今作では純愛/和姦系に統一して、作風の確立を感じる作品集です。

ヒロインは優しさを感じるティーンズがメインで、読者の庇護欲を刺激します。人妻キャラもお姉さんの造形で、人妻モノでお馴染みのねっとり感や背徳感は薄いです。エロは形の良い美乳に目を奪われます。着衣率は12話中9話と高め。

登場する竿役は人格が成熟しており、ヒロインを愛し愛される甘い空間で読者を癒やします。特に、跳ねっ返りの不良少女(表紙のヒロイン)と偉丈夫なバーテンダーの恋愛を描く「憧れの人」は、竿役に大人の魅力があり、ヒロインとの関係が引き立ちます。

2話+4Pエピソードの連作となる「野草の唄」は、戦前の不穏な空気の中、書生とお嬢様との身分違いの恋を描きます。戦争への出征もありシリアス寄りの話ですが、巻末の追加エピソードでハッピーエンドが示唆されます。

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