レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「恋色ぱられる」 へのレビュー

一途な少年少女達

2018年01月11日   ccc- さん

このレビューは参考になった x 0人

当作者の描くのヒロイン達は、一途で危うさを感じるほどの愛の深さが特徴です。これは作者の芸風であり、話により見せ方の違いはあるものの一貫しています。当単行本でもそんなヒロイン達が魅力的に描写されています。

構成は「くろすしすたー」が3話、「みるはま」が4話、「すきいみ」が3話、その他の読み切り2話を合わせて、全12話です。但し「すきいみ」のストーリーを完全に把握するには過去作(既刊「こいのいろ」「僕の家のクルリ様」)を追う必要があります。「すきいみ」は長いシリーズのためかシリアス度がやや高めですね。

キャラクターの年齢層は明示されませんが○学生と思われます。もともと可愛らしくロリ寄りの絵柄のため、高○生の設定であっても○学生またはそれ以下にしか見えません。いわゆる大人は登場せず、同世代のイノセントな恋愛が描かれます。

同世代の描写に徹底するため、やりとりには思春期らしい未熟さも垣間見えますが、その初々しさ・危うさが独特の清涼感になっています。駆け引きの通じない一途なやりとりには危うさすら感じますが、エロ漫画において希少な芸風と言えます。

エロ漫画を嗜む紳士にとって、これらの作品を読んでどのような感想を抱くかが、ある意味心のベンチマークになるかもしれませんね。

* は必須項目です)

理由*