Rapportera granskning

ちょっと人を選ぶというかニッチな内容ですが、個人的にはとても好きな作品です。
五年前まで魔法少女として活躍していた雪菜は、ある日、自分が妊娠していることに気が付いた!かつての戦いで魔人たちから受けた凌辱が原因であることを知った彼女は赤ちゃんを育てるため、そして暖かい家庭を作るため、父親を探すことを決意する!そのためかつての魔人たちを復活させ、再び凌辱されることが必要なのだった……!!……作者はひょっとしてハーブかなにかをキメていらっしゃるのでは?読みながらそんなことが脳裏をよぎったりするスラップスティックエロコメディです。
いちおう魔法少女凌辱ものジャンルではありますが、すでに凌辱を受けて妊娠した魔法少女が主人公と言うのが新しいですね。と言っても主人公には悲壮感はまったくなくて、むしろ生まれてくる赤ちゃんを愛して、幸せな家庭を作る気まんまんと言うのがすごい。しかも、そのために父親を探すために候補となる魔人を蘇らせるとか、もはやすごいというよりもヤバイ。特に作者の発想力が。レビューのために改めて読み直しましたけど、本当に頭がおかしい話だ……。
しかし、これだけだと単にキワモノ作品だと思われるかもしれませんが、凌辱シーンはあるものの全体としては明るくノリが良く後味も良いというとにかく読んで楽しい作品です。特に”愛の力”でラスボスとラブラブになっていく幸せなラストは読んでいてホンワカしてきますね。なんでこんなに爽やかな読後感になっているのか不思議な気持ちになりますが、他に類をみない魅力を持った作品であることは間違いないでしょう。