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登場する女の子たちがことごとくひどい目にあって、しかも最後まで救いがないまま終わるのにも関わず、なぜか陰惨な印象を与えないのが特徴的な作品集です。凌辱、輪姦など陰惨になりそうな描写をしながら、ふと読者が気を抜いた瞬間にギャグが滑りこんでくる(チンアナゴは我ながらどうかと思うぐらいに笑いました)。凌辱する側の描写もなぜか立っていて(オークションのお姉さんが好き。超楽しそう。あとシンプソン神父。これも楽しそう)読んでいて飽きさせません。もちろんエロ描写もしっかりしていて、個人的にぴっちりスーツの質感のフェチっぽさや、女の子の表情のかわいさとか、そちらの方面の描写もしっかりしていて安心感があります。
そうしたエロスととぼけた味わいが両立したところが魅力の作品、単にエロだけでは飽きた、と言う方はぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。