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「PC版『狂痛忌 -all in all is all we are-』」 的鑒賞

オススメ！人間であるが故の

2019年04月21日はいいろぬこ先生/女士

このレビューは参考になった x 2人

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仲良し5人組の1人が殺され、真相を知ろうという物語です。
感想:人間って面倒くさい。だが、それこそが実に人間的な在り方で、
そこがどうしようもなく愛おしいと思いました。

プレイ時間はオートを使って5時間程度。ボイスを聞く分長めになります。
オート文章送りは音声がない部分を飛ばすのがちょっと早いですね。
バックログがあるので致命的な問題にはなりませんが、ちょっと面倒。

シナリオはとても良いです。流れは先が予測できるほど単純ではなく、
状況が把握し辛い程複雑でもないといった程よいものです。
犠牲者となった少女の人物像は回想で補完され、
比較的落ち着いた集団である彼らでも、この人のためなら動くだろうなと納得の人柄。
犯人の心情も掘り下げられ、殺人に対する妥当性がきちんとあります。

ボイスもいいです。男性の声もありますが妙に落ち着きます。