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「女神の涙TRUE」 的鑒賞

大好きだけどあえてオススメはしないでおきます。

2007年07月05日   zen 先生/女士

このレビューは参考になった x 7人

ストーリーや世界観の説明は体験版をプレイすれば、不要でしょう。

本作の欠点かと思える点は、
・移動のしにくさ、戦闘回避のしづらさ
・ツクール特有?の少々雑な、「街中移動時における」キャラグラフィック。

とはいえ二点とも、ひとそれぞれと言えるでしょうし、前者は「キーボードでRPGをする」ことに由来したもので、大きな問題ではありません。後者も改善されれば尚良い点とは考えたものの、現状でも特に問題ありませんでした。


良点として特筆すべきことは一風変わった戦闘システムとキャラ強化です。

戦闘は「一合ごとに相手の手を読みきりこちらの手を決める」という形になっており、攻撃、必殺、術、防御等複数の手の相性に配慮することで有利な展開が生まれます。

キャラ強化は「レベルアップで溜まったポイントを何度でも自由に振り分ける」ことで各パラメータが強化されます。攻撃を強化し速攻型にするか、防御を強化し慎重型にするか等、戦闘スタイルだけでなく切り替え自体もいつでも自在です。


アイキャッチやキャラグラフィック、時折挿入される一枚絵は美しく、世界をよく表現しています。
街の人々も一キャラクタとして十分個性的で深みのある発言をして、世界の存在感を高めています。

ある時はコミカルに、またあるときはシリアスにストーリーは展開し、その中でキャラクター達は各々の信念を見せ、決断をしていきます。
多くのキャラが登場する中でも、主人公二人の関係性は新鮮で自然で、本作品最大の魅力と言っても過言ではありません。

一見にしかず、ですので上記は体験版で是非体験してください。

* 為必填項目)

緣由*