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「鉄道事業戦略 完全版」 へのレビュー
2016年05月09日 Ho-Ni SPG さん
このレビューは参考になった x 11人
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戦後~高度経済成長期の日本を舞台に鉄道を敷設してゆく鉄道会社経営シミュレーションゲームです。 体験版ではマップは大阪、名古屋、東京となっており、いずれもこぢんまりとしていますが、 製品版限定のシナリオでは東北や九州、北陸などのマップが登場するようになり、先述の大阪圏、名古屋圏、東京圏についてもより広大で本格的なスケールで登場します。 線路は最高速度に応じて4種類あり、高速で走れるものほど敷設時のコストが高くなります。 空港行きなどのビジネス用途の線路には速さが求められ、あまり快適さは求められない一方、温泉行きの路線では速さよりも快適さが重要になります。 運行している車両は多すぎても少なすぎても損失に結びつきます。 各ダイヤの飽和状況をこまめにチェックし、空きの多い路線では車両を維持費の安いものに交換してしまいましょう、 このゲームをプレイすれば、日本の国土は複雑であり、そして意外に広大であるということを再発見すると思います。 特に愛知県や宮崎県など舞台を「県」に絞ったシナリオでは結ぶべき目的地同士が遠く、わずかな地域で成功を収めたからとすぐに県全体へは着手できないもどかしさに悩まされます。 シナリオ開始時に表示されるフレーバーテキストは、日本の鉄道の発達は常に自動車の普及との競争の関係にあったことを伺わせます。 モータリゼーションシナリオでは、鉄道の速度があまりにも遅すぎると住民に見向きもされません。 以下、すでにクリアしたシナリオです。 ・おらどの鉄道(青森県) ・被爆電車(広島県) ・陸の孤島〈宮崎県〉 ・市内から郡部へ(東海地方) ・みちのくのインターアーバン(宮城県) 同人で本格的なSLGに飢えている方にぜひともオススメです。
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