レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「LAST EL-DORADO」 へのレビュー

オススメ! クラシカルながら、バラエティに富んだ一枚。

2018年04月22日   Tikuwabu さん

このレビューは参考になった x 0人

レビュアーが選んだジャンル :


 本作は、地霊殿のアレンジを中心にしたミニアルバムです。
 型番ではHACW-TA1036、36枚目のアルバムになるようですが、全八曲、33分ほどの収録内容を元曲も付記して書き出してみますとこんな感じになっています。

1. 地霊殿音楽堂へようこそ/ハルトマンの妖怪少女
2. 天空の花の都 トランペット協奏曲/天空の花の都
3. 千年幻想郷/千年幻想郷 ~ History of the Moon -
4. 廃獄の幻想四獣奏/廃獄ララバイ
5. 地獄は燃えているか/ハートフェルトファンシー
6. 臨海ピアノ/霊知の太陽信仰 ~ Nuclear Fusion -
7. 姉妹のための弦葬曲/少女さとり ~ 3rd eye -
8. 幻想への扉/神々が恋した幻想郷

 帯には「Strings Arrange」とありまして、特に弦楽の美しさにこだわってアレンジされたのだそうですが、全体の編成はおおむねオケのそれです。
 純粋な弦楽アレンジは「廃獄の幻想四獣奏」と「姉妹のための弦葬曲」の二曲のみであり、まず始まりの「地霊殿音楽堂へようこそ」からしてクロノトリガーのOPを彷彿とさせるような柱時計の音と、バロック調のハープシコードが音楽を開幕させています。
 トランペットのメロディが哀調を施す「天空の花の都 トランペット協奏曲」や、堂々たるオケアレンジの「千年幻想郷」などの合間に挟まって、絡みつくようなメロディの曲線を描くノンストップのピアノが耳を惹く「臨海ピアノ」が良いアクセントになっていますね。
 どこか和の色調を感じる「地獄は燃えているか」や、ボーナストラック的な要素の強い「幻想への扉」も含めて、それぞれの曲のカラーが明瞭な、バラエティに富んだ一枚になっています。

 基調はクラシカルな美しさに置きながらも、耳に楽しい一枚でした。お勧めしておきます。

* は必須項目です)

理由*