Rapportera granskning

生命という範囲から超越し「精神体」として進化したとある生物が、進化した先でもさらに次の存在へと到ろうと他の精神体たちと戦いを繰り広げる……そういったストーリーでしょうか。

そういった奥深いストーリーがあるにしろ、とりあえずはそんなものは全て考えずにまずはプレイしてみてください。音楽に身を委ねて、直感で行動し、感覚に浸って下さい。
「考えるな、感じろ」まさにそんなゲームです。
自分の感覚に従って、縦横にサイバーな空間を駆け抜け、誘導レーザー放ち、待ち受ける精神体をキラキラとした光へと変えながらそして精神体として進化していく高揚感、味わったものにしかわからない魅力が潜んでいます。
とくにすごいと感じたのが、自分のプレイの仕方にゲーム音楽が合わせてくれるところだと思います。周囲は全て敵だらけなのに、絶体絶命であろうというのに、音楽が……プレイに付いて来てくれます、まるでこの空間の支配者は自分であるかのような、どんな相手にも勝ててしまうような、すべての要素が自分を後押しし、追従し、力を貸してくれるような筆舌に尽くしがたい昂揚感があります。

先ほど、考えるな感じろとは言いましたが、そういった高揚感の合間に敵ボスの発する言葉だとか、今戦っている場所の意味だとか、タイトル画面から行けるアーカイブだとかを見ると、ただ盛り上がるだけではない「う～ん」と考えさせられる要素もスパイスとして入っておりこのレゾナンスコンフリクタの世界を彩っています。
なんというか、こういう炎のように燃え盛るなかに一つの氷のようにシュッと締まった芯があるような世界観……私の感性にビビビッと来てしまいましたw

さて、あなたは…進化の彼岸にて、何を想うのでしょうか?
その答えを、今ここに。

　　相剋せよ相剋せよ
　　　　共鳴せよ共鳴せよ