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「ウチのムスメに手を出すな!−母娘ヒロイン奮闘す−(3)」 へのレビュー
2018年05月28日 穂積 さん
このレビューは参考になった x 1人
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今さら言うまでもなく、薄々感づいている人も居るかもしれませんが、本作の主役は娘の方の二代目ヒロイン、ではなく母の方の初代ヒロインだったと再認識させられました。 そう、本作は母の愛の深さ、母の背負う業を思い知らされる話なのです。 今までの1,2巻で巧みに散りばめられていた伏線が全て回収される謎解きの爽快さは鳥肌が立つほどで、流石は歴戦のベテラン作家の鮮やかさです。 一方で、その経緯は思っていたよりも悪意に満ち、ヴィラン達わけてもヴィランの女首領には同情を禁じ得ず、その妖艶な美貌とも相まって、個人的には作中で最も好きなキャラに駆け上がりました。 反面、人物関係や時系列がスパゲッティのように入り組みすぎていて、一回読んだだけだと?が点滅しかねない欠点も無いとは言えないものの、むしろそれでこそアメコミです。 昨今、実写映画が公開中のヒーローシリーズの設定の変遷に比べたら、全然わかり易いし、アメコミらしさを匂わせながらも上手く独自のヒーロー作品として仕上がっています。 そして、忘れてはならないのがお色気です。 この最終巻では「もう潔くR-18にした方が楽なんじゃないか?」と思うほどギリギリの上にギリギリを重ねたラインを攻め、円熟した人妻が淫らに悶えるシーンが必見です。
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