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「メイドインアビス(7)」 的鑒賞
2018年07月30日 穂積 先生/女士
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評論選擇的類別:
前の6巻の時点で、もはや人知を超えた遺物だらけの領域に突入していましたが、今巻ではそこで紆余曲折します。 って言うか、どこを向いても見知らぬ者(物)だらけで、安心できない感覚が終始付きまとってきます。 もしかしたら、今踏んでいる床が敵になって襲ってくるかもしれないし、楽しげに話してたつもりの生き物に突然食べられるかもしれない、そんな感じの不安の連続です。 しかし、だからこそ信じていいのかわからなかった彼らが好意的に映った時の高揚感は万の味方を得たような安心でブチ上がりました。 そして、表紙の絵にもほんの少し見切れている新キャラが今後の鍵となる雰囲気をプンプン匂わせてきます。 ダメでしょ原作卿、怪しげなお姉さんを迂闊に登場させるんじゃありません。 また、読者の性癖が歪んじゃうでしょ。 でも、こういうお姉さん凄く好きです。凄く良いです。 流石は原作卿、歪んでるけどわかってる。 しかも、引きが上手い。 探窟家と読者が知りたかった秘密が手の届く所まで来ている実感があり、鳥肌が立ちました。 とにかく続きが気になり過ぎて、時を先に行ける遺物が欲しくなりました。
(* 為必填項目)