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「モンスター娘のお医者さん(1)【電子限定特典ペーパー付き】」 へのレビュー

オススメ! モンスター娘を深く考察し、いやらしく描くためのドリームチーム

2019年01月16日   穂積 さん

このレビューは参考になった x 2人

・原作小説版
まず本作は診察の形で、モンスター娘さんにちょっとエッチな触れ合いを行うセクシーさが魅力の内容です。
彼は決してむっつりなエロ医者ではなく、むしろ奥手な部類なので、その反応が可愛く、かえって女性陣に悪戯心がわいて色仕掛けをしてみたくなる悪循環なのか役得なのか分からない現象を招きがちです。
しかし、それは本作の上っ面でしかありません。
表紙にも描かれている助手のラミアと主人公のラブコメが三本柱の一角を占めています。
上記の通り天然ジゴロ体質のある主人公がラッキースケベをする都度たしなめ、ヤキモチを焼き、もちろん実務も助ける、頼もしくも恐ろしい女房役です。
また、人間と魔族が停戦して共に暮らす街の、平和なようでそうとも言い切れない事情が三本目の軸を担っています。

・漫画版独自
まず絵があるってことの素晴らしいです。
それはモンスター娘の体型や表情をつぶさに知れるだけではなく、曲がりなりにも医療を扱うからです。
いえ、小説版も充分に分かりやすく説明しているものの、活字だけの医学書と図解有りのそれとではイメージしやすさが段違いです。
おまけに、怖くて暴れてしまう躍動感も、敏感な器官に触られて嬌声を上げてしまう色気も満遍なく伝わってきます。
しかも、これは小説版でクローズアップされたキャラだけに限らず、建物やモブキャラなどの背景に至るまで作りこまれていて、没入感を強めてくれます。
それと、キャラデザの違いも見所の一つです。
原作の挿絵を担当された方(AJ007753)もモンスター娘界では第一人者で、美麗な肢体と種族への考察に定評があります。
ただ、描き癖としてスリムな女体を得意とする方(RG35003)でもあるので、この漫画版の作者様(RG32940)がリファインしたキャラ造形はまた一味違い、新鮮な豊満さを魅せてくれました。

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