レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「セントールの悩み(18)【電子限定特典ペーパー付き】」 へのレビュー

オススメ! ほのぼのしてるけど、不意に飛び出す風刺に笑う

2019年03月15日   穂積 さん

このレビューは参考になった x 0人

相変わらず一冊の中で話が世界各地に飛んでいるので、抜粋形式の箇条書きで行きます。
ep140:作者様が人馬と言う形態をいかに深く考察しているか、この1話だけでもよく分かります。
歩くと言う運動一つ取っても二足歩行の人間とは違うのです。
あと、ロリ人馬かわいい。

ep142:翼人のスクール水着を見れたのは新鮮で、構造の興味深さもさることながら、羽の可動域の都合が作り出す露出度はセクシーでもありつつ、羽毛を持った種族が水に入る現実が目から鱗でもありました。

ep143:人馬形態と二足歩行形態が一緒にサッカーやるのは無理ゲーじゃない?って実感する話でした。

ep146:本当に、現人間は概ね同じ体格で良かったと実感する話です。
体育祭では公平性を考慮しつつも、設備の限界もあり、差別にも配慮した運営を強いられるのは実行委員の生徒の苦労がしのばれます。
あと、応援合戦が眼福でした。

ep150:本作の真骨頂を再確認する一話です。
日本で平和な学生生活が進行する一方で、地球儀の裏側ではキナ臭い世界で生活する人々が居るリアリティを皮肉たっぷりに見せ、形態の違いが生む差別や井の中の蛙の馬鹿馬鹿しさを織り込む、味の濃い話です。
同時に、仕事を選べない若手タレントの苦しさ、陸上生活に適さない体なのに悪路を同行するタフさ、半ば近未来的ですらある支援機器の手厚さがモンスター娘フェチに特大ホームランをかます内容でもありました。

* は必須項目です)

理由*