舉報鑒賞

一人ぼっちの少女と来訪者のおはなし。
一緒にお風呂に入ったりもしますが性的な要素は無く、純粋に癒し作品として楽しむことができました。

このお話のメインはトラック3です。
星空を見上げながら、少女が夏の星座の探し方を優しく教えてくれます。少しマイナーな物まであって、実際に星空を見ながら聴いてみたい内容です。
夏の星空でしか使えないのが欠点と言えば欠点ですが、星空の写真を見ながらぼーっと聴くだけでも充分に楽しめると思います。

絵本を読み聞かせてくれるトラック7も良いです。
ベッドの中での読み聞かせというシチュエーションなので当たり前ではありますが、あまりに優しい声と絵本の内容につい眠気を誘われます。

もちろん他のトラックも心がじんわり落ち着く良い出来です。
効果音も上手く使われていて、紅茶を淹れる音、本をめくる音などが癒しを加速します。
特にオルゴールの音に関しては良く聴くと回転中の微かな機械音まで再現されているようです。芸が細かい。

みもりさんの吐息交じりの少女ボイスはまったく耳に障らずかつ聞き取りやすく、それでいて可愛らしいため優しい世界観と良く合っていますね。
今後の作品にも期待しています。