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「愛しのタワリシチ」 へのレビュー

様々な男・女の人生模様が描かれた、味わい深い一冊。

2017年01月13日一陣の光さん

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一コマ一コマに施された、丁寧な作画と、人間観察から
うまれたストーリーとが、強く印象に残る”三浦みつる”
先生のVOL.1~11までが収められた、短篇作品集。
印象的な収録作品は、銀行に入行五年の主人公。そろそ
ろ”身を固めよう”と考え、ヒロインにアタック・・・な
VOL.7「JINX(ジンクス)」。ヒロインの”心の傷”を埋め
てゆく主人公が印象的な作品でした。
読んでいて印象的だったのは、執筆された当時の、時代
背景を感じさせるものの、普遍的な男女の出会いを鋭い
人間観察から紡ぎ出している点。
さまざまな男・女の人生模様が描かれた味わい深い一冊。