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「愛の大奥 華迷宮 綱吉が求めた女」 へのレビュー

ヒロインの、屈託の無さに救われる一冊。

2017年01月20日   一陣の光 さん

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女性ばかりの世界で、相互監視の中、生きてゆく過酷さ
を丁寧に描いた”浦川佳弥・浦川まさる”先生の、表題作
第一幕~第八幕までを収めた作品集。
印象的な収録作品は、父親から、その”男勝り”な性格を
直す為、”奉公”に出されたヒロイン。奉公先は・・・な
「第一幕・綱吉が求めた女」。
読んでいて感じたのは、己が(おのが)権力を、誇示する
人間の”非情”さを盛り込んだストーリー。いろいろな手
段を用いて(もちいて)相手を陥れて(おとしいれて)ゆく
過程を、緻密に描いていました。ヒロインの屈託の無さ
(くったくのなさ)に救われる、重厚な読み心地の作品集。

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