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「クミカのミカク(1)」 へのレビュー
2018年02月21日 一陣の光 さん
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外星人が、珍しい存在ではなくなった地球で、 デザイン会社に勤めている”チヒロ”と、第二 クロロジウム星から来ている”クミカ”との交 流を軸に、食文化を描いた”小野中彰大”先生、 表題作・第一話~第七話を収めた一巻目。 印象に残る収録作品は、その生真面目さから、 頑なに拒んでいた食事を、”チヒロ”や、同僚 の優しさから、受け入れて、地球の食文化に、 好印象を抱いていた”クミカ”に、不得手な物 が・・・な「第五話・嫌い嫌いのそのあとに」。 ”チヒロ”の配慮で、不得手(ピーマン)を克服 する”クミカ”を描いた、お話でした。 読んでいて感じたのは、抵抗感を抱きやすい、 未知なるものを受け入れてゆくことで、広が ってゆく世界を、身近な、食文化をとおして 伝える、”小野中彰大”先生の提案力。身近過 ぎて気づかない、大切なことを、さり気なく、 盛り込んでいました。”チヒロ”と”クミカ”の 不器用な、恋心のゆくえも気になる、一巻目。
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