レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「それだけでうれしい」 へのレビュー

キーポイントは、”店主・将一”の揺れ動く感情。

2018年12月14日   一陣の光 さん

このレビューは参考になった x 1人

レビュアーが選んだジャンル :

商店街にある喫茶店を舞台に、店主とその弟、
店主目当てに通う、幼馴染の女性を中心とし
て、喫茶店の常連客、商店街で働くの人々の
日常を描いた”松田円”先生、表題作・全20話
を収録した、単行本。
印象に残った収録作品は、キリリとした仕事
中の姿からは想像できない、女性に惚れっぽ
くて、恋愛関係が長続きしない喫茶店の店主
な男性と、彼の幼馴染で、密かに店主を慕っ
ている”夕子”、店主の弟との間柄が伝わって
くる「第1話」。
読んでいて印象的だったのは、”夕子”の想い
が理解できていなさそうで理解できている様
な”店主・将一”。彼の揺れ動く気持ちが、本
作品をけん引している、という印象を抱きま
した。
揺れ動く、繊細な感情を、丁寧に描いた一冊。

* は必須項目です)

理由*